中国広東省外国人の144時間トランジットビザ免除政策に関する解説・宣伝

2019年5月1日より、広東省の行政区域において、外国人の144時間トランジットビザ免除政策が実施されていましたが、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大により、一時停止していました。2023年1月8日、中国で新型コロナウイルス感染症の「乙類乙管」政策が正式に実施された後、白雲空港では144時間トランジットビザ免除政策を再開しました。最近では、国際旅客便が着実に増便し、出入国の旅行者数が大幅に回復し、144時間トランジットビザを申請する外国人が日増しに増加しており、商談、観光、親族友人訪問などの外国人の需要を解決し、さらに広州の対外開放と人的交流を促進しています。144時間トランジットビザ免除政策を宣伝し続けるために、広州市商務局は質疑応答の方式で関連政策について詳しく解説し、皆様がスムーズに出入国手続きをできるようお手伝いいたします。

Q: 144時間トランジットビザ免除政策とは?

A: 国務院の認可を受け、広東省などでは外国人を対象に144時間トランジットビザ免除政策を実施しています。53カ国の国民のうち、有効な国際旅券と144時間以内の期日と座席が確定された第三国・地域への乗り継ぎ便の航空券を保有している外国人旅客に対し、144時間トランジットビザ免除政策の実施を認めています。対象となる旅客のビザ免除時間内における移動可能範囲は、国務院に認可された行政管轄区域内に限られます。

Q: 144時間トランジットビザ免除政策の適用国は?

A: 144時間トランジットビザ免除政策の適用国リスト(合計53カ国)。 欧州のシェンゲン協定加盟国(25カ国):オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、クロアチア、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス。その他の欧州諸国(14カ国):ロシア、イギリス、アイルランド、キプロス、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア、アルバニア、モナコ、ベラルーシ。アメリカ大陸(6カ国):アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ。オセアニア(2カ国):オーストラリア、ニュージーランド。アジア(6カ国):韓国、日本、シンガポール、ブルネイ、アラブ首長国連邦、カタール。

Q: 広東省から入境する外国人は、外国人のための144時間トランジットビザ免除を申請できますか?

A: 国務院の認可を受け、2019年5月1日より広東省の行政管轄区域内において、外国人の144時間トランジットビザ免除政策が実施されています。53カ国の国民のうち、有効な国際旅券と144時間以内の期日と座席が確定された第三国・地域への乗り継ぎ便の搭乗券(航空券、フェリーきっぷ、列車きっぷ、香港・マカオ行きのバスきっぷを含む)を保有している外国人は、広州白雲空港、深セン宝安空港、掲陽潮汕空港のいずれかの空港から入国することができます。また、国務院に承認された広東省の32の出入国審査場のいずれかから出国することもでき、トランジットビザ免除による滞在可能地域は広東省となります。

広東省の32の出入国審査場は以下の通り:広州白雲、深セン、梅州、湛江、掲陽潮汕の5つの空港、広州天河、東莞常平、仏山、肇慶の4つの鉄道出入国審査場(未再開)、深セン文錦渡、沙頭角、皇崗、羅湖、深セン湾、福田、珠海拱北、横琴の8つの公路出入国審査場、広州港、南沙港、蓮華山港、蛇口埠頭、深セン空港付属埠頭、九洲港、湾仔、万山港、斗門港、江門港、鶴山港、仏山高明港、順徳客運出入国審査場、中山港、東莞虎門港の計15港の出入国審査場。

Q: 滞在制限区域はありますか? 緊急の場合、滞在制限区域を超えることはできますか?

A: 緊急事態により滞在制限区域を超える必要がある場合は、滞在地の県レベル以上の公安機関の出入境管理部門に居留許可を申請する必要があります。許可なく滞在制限区域を超えた場合、相応の法的責任を負うことになります。

Q: 滞在期間の計算の仕方は?

A: 144時間トランジットビザ免除の手続きを行ってから6日目までです。

Q: 緊急の場合、滞在期間を超えてもよいですか?

A: 緊急事態により滞在期間を超える必要がある場合は、滞在地の県レベル以上の公安機関の出入境管理部門に居留許可を申請する必要があります。許可なく滞在期間を超えた場合、相応の法的責任を負うことになります。

Q: 具体的にどのように申請しますか(どの部署で、どこで、どんな資料を提出すべきか。資料の形式など具体的な手続きのガイドライン)?申請過程での審査内容は?どれぐらいかかりますか?

A: 144時間トランジットビザ免除の申請は、広州白雲空港の入境検査場に到着した際に、本人の真実で有効な渡航書類及び査証、144時間以内の期日と座席が確定された第三国・地域への乗り継ぎ便の搭乗券(航空券、フェリーきっぷ、列車きっぷ、香港・マカオ行きのバスきっぷを含む)を出入国検査担当者に提示し、出入国検査機関が審査・承認後、144時間トランジットビザを発行し、規定に従って検査後、入国を許可します。

Q: 始発地や目的地に制限はありますか?

A: 外国人の144時間トランジットビザ免除政策は、中国を経由して第三国・地域へ渡航するのに適用されます。つまり、入国元の国・地域と出国先の国・地域は異なる国・地域でなければなりません。

Q: この政策は「香港-広州-マカオ-広州-香港」の旅にも使えますか? また、回数制限はありますか?

A: 144時間トランジットビザ免除政策の対象となる外国人は、香港特別行政区から航空機で広州白雲国際空港に入国する際、本人の真実で有効な渡航書類及び査証、144時間以内の期日と座席が確定されたマカオへの乗り継ぎ便の航空券をもって出入国検査機関に144時間トランジットビザ免除を申請します。また、マカオ特別行政区から航空機で広州白雲国際空港に入国する場合、本人の真実で有効な渡航書類及び査証、144時間以内の期日と座席が確定された香港への乗り継ぎ便の航空券をもって出入国検査機関に144時間トランジットビザ免除を申請します。回数制限はありませんが、各申請は出入国検査機関が異常がないことを審査したうえで、144時間トランジットビザが発給されます。

Q: 144時間トランジットビザ免除政策に関する規定はどこで調べられますか?

A: 国家移民管理局の公式ホームページに掲載されています。

Q: 乗り継ぎ便の航空券なしでビジネスジェットを利用する外国人は、144時間トランジットビザ免除を申請できますか?

A: 144時間トランジットビザ免除政策の対象となる53カ国の外国人は、有効な渡航書類及び査証と、旅客の身元情報、便名、ルート旅程、出入国日などが記載されたビジネスジェットの証明書を提出して、出入国検査機関に144時間トランジットビザ免除を申請することができます。

🔔 注意事項

パスポートやその他の国際渡航書類の有効期限が3カ月未満、または中国ビザ発給機関により拒否のスタンプが押され、または5年以内に不法入国、不法滞在、不法就労歴などがある者に対して、出入国検査機関は臨時入国許可を与えません。故に、上記の対象者は144時間トランジットビザ免除を申請することができません。

I移民管理政策について、ご不明な点がございましたら、24時間対応の12367サービスホットラインまでご連絡ください。

Leave a comment